イメージ1つで体は変わる
言葉を変えてみる
「太ってる自分が醜いから5kg痩せたい」
「今のままの自分でも綺麗だけど、5kg痩せてもっと綺麗になりたい」
どちらの言葉を使ったほうが目標を達成しやすいと思いますか?
1つ目の言葉では、「醜い自分」がセルフイメージになってしまっています。
言葉がつくるセルフイメージは強烈で、何度も繰り返すことによって無意識にその言葉通りの自分になる方向へ行動してしまいます。
強い選手を育てたコーチの話
例えば、あるフィギアスケートコーチの話です。このコーチは選手へのフィードバックをする時に、本人の失敗した映像を見せるのは、確認のための1回だけ。その後は技を成功させている自分を何度も繰り返しイメージさせて良いセルフイメージを確立させます。
良いセルフイメージを無意識に落とし込んだ選手は、結果的にパフォーマンスを上げるという理論を踏まえてのコーチングです。
リバウンドする理由の1つも、実はセルフイメージ
せっかく痩せたのに元に戻ってしまった。あるいはそれ以上に太ってしまった。という経験はありませんか?
リバウンドの原因は様々ですが、その内の1としてセルフイメージを上げることができます。
人の脳には「現状を維持しよう」とする働きがあります。その「現状」が「太って醜い自分」だと、そこへ導くための行動を起こします。
せっかく痩せて綺麗になっても、その自分が脳にとっては「太って醜い自分」ではないために、元に戻ろうとしてしまうのです。
逆に「今のままでも綺麗な自分」を「現状」と思わせてしまえば、脳は「綺麗な自分」へ導くための行動を起こしてくれるのです。
自分にかける言葉
セルフイメージは、自分の言葉でも他人からの言葉でも変化します。
良くないイメージを繰り返すことはパフォーマンスの低下を招きます。人からの言葉は調整する事が難しいかもしれませんが、自分自身にかける言葉は良いイメージを持てる言葉にしてあげてください。